ディスプレイの基礎知識
1920×1080 フルHDの時代に
自作パソコンでは、液晶ディスプレイも欠かせませんね。
メーカー製パソコンと違って、自分の好きな大きさやデザイン、メーカーが選べるというのも自作パソコンのメリットです。
液晶ディスプレイ(液晶モニター)は、正確にはパソコンパーツのカテゴリーではありません。周辺機器の部類になります。
このページでは、自作パソコンで使用する液晶ディスプレイについて解説しています。
大きさ
液晶ディスプレイには大きさがあります。
単位としては インチがよく使用されます。1インチは、2.54cmです。
15インチ、17インチ、19インチなどありますが、これは液晶画面の対角線の長さになります。
標準とワイド
液晶ディスプレイには、スクウェア(標準)とワイドのものがあります。
液晶の縦横比が、4:3(スクウェア)、16:9(ワイド)になります。
15インチや17インチ、19インチの液晶では 4:3の標準のものが非常に多かったわけですが、最近の液晶ディスプレイでは、21.5インチ、22インチ、23インチなど
16:9のワイドのものが増えてきています。
解像度
1024×768、1280×1024など、画面上の総画素数を表します。総画素数が多いほど画面はきめ細やかさが出てくる傾向があります。正確には、総画素数が多く 密度が高いほど高画質になります。
以前は、1024×768、1280×1024などが多かったのですが、最近では液晶ディスプレイは高解像度が進み、1920×1080などの解像度が主流になってきています。
フルHD
Full HDは、現在主流の液晶ディスプレイの解像度です。21インチ以上の16:9のワイドの液晶ディスプレイでよく採用されます。液晶ディスプレイのみならず 家庭用のテレビなどでも フルHDといわれます。 フルHDは、フルハイビジョンともいいます。
デジタル放送のハイビジョン映像が、1920×1080の画素で構成されているので、このハイビジョン映像をそのまま再生・描画できることになります。
フル HDという規格がテレビや動画、DVDなどを高画質で再生するひとつの基準となっているので、最近のディスプレイは、フルHD(16:9)のものが多いということになります。
Windowsの画面のプロパティで、現在の解像度を知ることができます。数字が大きいほど画面領域が広く、きめ細かい表示になります。
グレアとノングレア
液晶表面が、光沢のあるものをグレア液晶といいます。光沢のない普通の液晶画面をノングレアといいます。
グレア液晶は、ノートパソコンやメーカー製のデスクトップパソコンでもよく見かけることができます。見た目が鮮やかというのがあります。
グレア液晶は、目が疲れやすいという人もいます。光沢があり鏡のように反射する傾向があるので、場合によっては室内の蛍光灯などいろいろなものが映り込むことがあります。
どちらの液晶にするかは、ほとんど好みの問題ですが、最近はノングレアの液晶画面も非常に綺麗に映ります。
入力端子
パソコンと液晶ディスプレイを繋ぐ接続規格は、有名なもので VGAとDVIがあります。
15インチ~19インチの液晶ディスプレイが主流のときは、VGAのみ、DVIのみ、VGAとDVIとそれぞれの液晶ディスプレイで異なっていましたが、最近では
HDMIが出てきたこともあり、ほとんどの液晶ディスプレイで VGA、DVI、HDMI を備えるようになっています。
スピーカー
液晶ディスプレイには、スピーカー内蔵のものとそうでないものとがあります。
スピーカー内蔵のものは、スピーカー端子が付いていて パソコンと繋ぐことができます。
あくまで内蔵スピーカーなので、外付けのスピーカーにはかないませんが、Windows操作音、動画・音楽などのマルチメディアの再生など基本的には、特に問題のない音質です。
より高音質なサウンドを楽しみたい時は、液晶ディスプレイのスピーカーは使用せずにパソコンには外付けのスピーカーを取り付けます。
主にメモリーチップの冷却を考慮して取り付けられています。メモリーからヒートスプレッダを取り外すことは基本的にできません。
後付けできるようにヒートスプレッダのみ販売されていることがありますが、この場合は 着脱可能です。
基本的な接続
液晶ディスプレイには、電源・ケーブル(VGAやDVI)、スピーカーを接続します。
ケーブルはパソコン側(マザーボードやビデオカード)の出力端子に合わせます。VGA、DVI、HDMIなどの端子を使うことができます。
メーカー
液晶ディスプレイのメーカーはたくさんあります。
液晶ディスプレイ専門のメーカーもあれば、周辺機器メーカーが出しているものもあります。
品質が高く、人気があるのはやはり専門のメーカーが作っているものになります。
LINK
日伸産業半世紀以上海で働く人たちの道具を作り続けてきたのが【日伸産業】です。オンラインストアでは創業時から改良を重ねてきたロープや、漁業に欠かせない漁具、船具が販売され、手軽に注文できます。ぜひ利用してみてください。
nissin-rope.jp/