使えるフリーソフト
無料で使えるフリーソフトの中には、自作PCをより快適に使うのに役立つソフトや、性能や安定性を高められるソフトがある。今回は自作PCユーザーに役立つという視点で厳選しました。
GeekUninstaller
Windowsソフトのアンインストーラーです。
Windowsデフォルトのアンインストール機能はめちゃくちゃ重いのに対して、このGeekは、とても軽く瞬時に立ち上がります。
加えて、通常のアンインストール機能では、残ってしまうファイルやフォルダ、レジストリキーをスキャンして綺麗に削除してくれる支援機能もあります。
とりあえず、新しいパソコンを購入したら、Geekを起動して、不要なソフトを削除することから始まります。
Chrome
現在、IE、Firefoxと並ぶWebブラウザがGoogleの「Chrome」だ。IEがシェアの大きさを前提とした互換性の高さ、Firefoxが多数のプラグインによる高い拡張性をウリにしているのに対して、Chromeの魅力はブラウザ自体のレスポンスやJavaScriptの処理といった速度面。加えてGmailをはじめとするGoogleが提供しているWebサービスと親和性が高い点もメリットと言えるだろう。
Chrome独自の機能として、Webサービスを提供しているWebサイトを通常のアプリケーションのように見せかける「アプリ化機能」が挙げられる。デスクトップなどに作られるショートカットを起動すると、Webブラウザのアドレスバーやツールバーを省略した状態でサービスが立ち上がる。サイトのレイアウトや構造にもよるが、アプリ化機能自体はGoogle以外のWebサービスでも利用できる。
Firefox
Windowsには、WebブラウザとしてInternet Explorer(IE)が標準で搭載されている。しかしIEのインターフェースは使いやすいとは言えないし、JavaScriptなどの実行も速くない。IEに次ぐシェアを誇っているタブブラウザ「Firefox」は、IEをしのぐ高速なJavaScriptエンジンを搭載しており、Webサイトを高速に表示することが可能。そして最大の特徴は、アドオンによって非常に多くの機能を追加できることだ。
Firefoxは、プログラムのソースコードが公開されており、世界中のプログラマが開発に参加している。そのため機能拡張用のアドオンも、開発者たちによって大量に製作されている。それらを利用すれば、Firefoxにさまざまな機能を追加できるのだ。アドオンでいくらでも自分好みにカスタマイズできることが、Firefoxの魅力だと言える。
また、アドオン自体のインストールが簡単なのも人気の理由だ。必要なアドオンの名前さえ分かれば、Firefox本体のアドオンメニューから検索し、クリックするだけでダウンロードからインストールまで行なってくれる。また、アップデートも自動で通知されるため、アドオン管理に手間がかからないという利便性の高さもポイントだ。
日本語IME
Windowsで日本語入力をするときは、IME(Input Method Editor)というプログラムが使われる。Windowsには標準で「Microsoft IME」というIMEが搭載されているが、これは変換効率や使い勝手があまりよいとは言えない。日本語入力の変換効率を改善したい場合は、無料で使えるIMEである「Google 日本語入力」を導入してみるとよい。
Google
日本語はWeb検索エンジンなどで有名なGoogleが開発したIMEだ。その最大の特徴は、日本語入力時に利用する辞書として、同社が蓄積したWeb検索のデータベースが利用されていること。
日本や世界中のユーザーが頻繁に入力する言葉が、変換候補の上位に来るようになっているので、「現在注目されている言葉」がまっ先に候補として出てくるのだ。その結果、ほかのIMEにはない高い変換効率を実現している。
Google 日本語入力では、「サジェスト」という機能が搭載されており、言葉を途中まで入力すると、自動的に変換候補が表示される。頻繁に使われている言葉であれば、2、3文字入力すれば候補が出てくることもあるので、入力の手間を大幅に省略できる。
SugarSync
自宅と職場などで複数のPCを使い分けて作業している人にとって、データのやり取りはめんどうな問題だろう。そんな場合に便利なのがインターネット上のサーバーにデータを保管できるオンラインストレージサービスだ。オンラインストレージなら、ネット環境さえあればどこからでもアクセスできる。
「SugarSync」は、複数のPCのファイルを、オンラインストレージを経由して自動で同期させることができる。本ソフトを使えば、2GBのオンラインストレージを無料で利用可能。「Magic Briefcase」と呼ばれるフォルダを更新すると、自動でオンラインストレージ上にコピーが作成される仕組だ。
たとえば自宅でExcelファイルを更新すると、そのファイルが自動でサーバー上のMagic Briefcaseにコピーされる。職場などのPCにSugarSyncを入れれば、最新状態のファイルが職場のPCのHDDに自動でコピーされ、自由に参照したり編集できる。ユーザーは何も意識することなく、自宅・オンラインストレージ・職場でファイルを同期して閲覧・編集できるというわけだ。