構成パーツ
初めてパソコンを作る人は、パソコンの中身を見たことをない人も多くいらっしゃると思います。
なので何やら最新の機器で、ごちゃごちゃしてよく分からないスゴイのが入っているんだろうなと思っているのではないでしょうか。
実はそんなことはありません。
パソコンは、たった6つのパーツで出来ている
1. マザーボード
2. CPU
3. ハードディスクドライブ
4. メモリ
5. 光学ドライブ
6. 電源ユニット
これだけです。
聞き覚えのない名前の部品ばかりで混乱するかもしれませんが、これから1つずつ簡単に説明していきますので、安心してください。
1. マザーボード
マザー(母親)のボード(板)という名の通り、パソコンの基礎となる部分です。
人間で言うと「身体全体のこと」だと思ってください。
2. CPU
CPU(シー・ピー・ユー)と呼びます。
小さなチップですが、これがパソコンの中核になる一番重要なパーツです。
パソコンはインターネットを見たり、動画や音楽を再生したり、文章作成したりする時、実は裏でそれが上手くできるように、ものすごくいろんな計算しています。
人間でも、ものすごく計算の速い人がいますよね。そういう人は「脳」の計算する速度が速いのです。
なので人間で言うと、「脳の計算している部分」です。
3. ハードディスクドライブ
ローマ字で書くとHDD(ハード・ディスク・ドライブ)と呼びます。
パソコンにはいろんなデータが保存されています。そのデータを保存するパーツがハードディスクです。
人間で例えると「脳の記憶している部分」です。
いくら「脳の計算する部分」である「CPU」で計算が速くても、記憶できる部分がなければ、意味がありません。
「算数の計算は速いですが、過去にやった問題は覚えていません。」になってしまいます。なので「記憶しておく部品」が必要なのです。
このハードディスクには「容量」があります。
これは「情報量」と呼ばれ、身近なところでいう水の「リットル」や、重さの「グラム」のように単位があります。
バイト(byte)<キロバイト(KB)<メガバイト(MB)<ギガバイト(GB)<テラバイト(TB)<ペタバイト(PB)
です。それぞれ1000(正確には1024)で値が繰り上がります。
1000KBは1MB、1000MBは1GB、1000GBは1TB・・・という感じです。
この情報量に関しては、USBフラッシュメモリや、SDカード、タブレットや、スマートフォンなどでも使うので、覚えておくと便利です。
4. メモリ
「メモリ」とは「脳の作業机」です。
今まで「脳の計算する部分」である「CPU」と、「脳の記憶する部分」である「ハードディスク」を紹介していました。
しかしこの2つだけではパソコンは動きません。肝心の「作業する机」がないのです。
人間で例えると、すごく計算の速い人がいて、大量の過去の記憶したノートを持っていても、「作業机」がないと何も出来ません。
そして、いくら計算の速い人でも、毎回、「過去の全部の記憶」を計算していたら大変です。
「その時」に必要な、最小限の計算さえ、作業机の上に用意して、一時的にできればいいのです。
その役割が「メモリ」です。
この「メモリ」にもハードディスクと同じように容量があります。容量が大きければ大きいほど「作業机が広くなる」ので良いです。
作業机が狭いと計算ドリルしかできませんが、作業机が広ければ、計算ドリルをやりながら、漢字ドリルをやったり、勉強しながら音楽を聴けたり、動画を再生できたり・・メモリ(作業机)が広いほどいろんなことができます。
5. 光学ドライブ
光学(こうがく)ドライブは、CDやDVDを入れるためのものです。
身近なものでCDプレーヤーやDVDプレーヤーを知ってる人は多いと思います。
要するにそれのことです。
もちろん音楽や映像を見たり焼いたりするためにも必要ですが、WindowsなどのOS(オペレーションソフト)をインストールしたり、データをバックアップするために使います。
6. 電源
最後に電源(でんげん)です。
テレビや炊飯器など、どんな家電機器でもそうですが、コンセントがないと動きません。
パソコンでは今まで1~5で挙げたパーツに電気を送る部品です。
人間で例えると、全身に血をめぐらせる「心臓」です。
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