「ふ」から始まる自作PC用語集
ファームウェア
ハードウェアの基本的な制御をするためのソフトウェア。あらかじめコンピューターに組み込まれている。容易に内容の変更が加えられないことから、ハードウェアとソフトウェアの中間的な存在としてファームウェアと呼ばれている。パソコンや周辺機器、デジタル家電などに搭載されており、本体に内蔵されたROMやフラッシュメモリなどに記録されている。
なお、本体発売後に機能や周辺機器が追加される機器などでは、ファームウェアのアップデートが行われることがある。
ファイアウォール
インターネットからの不正アクセスの危険性からコンピューターを守るための機能、または、その役割を果たすコンピューターのこと。パスワードを要求したり、特定のユーザーだけにパソコンへのアクセスを許可するなどの処置を設定することができる。
ファイル
パソコンで扱う各種データやプログラムを、ハードディスクなどの記憶装置に保存したもの。
例えば、自分で作成した画像や、ワープロなどの文書を保存するときに名前を付けるが、このような場合、画像や文書は、ひとつのファイルとして保存・管理される。
Windowsでは、アイコンのデザインから、ファイルの種類を判別することができる。
ファイル名の後ろには「.doc」のように、拡張子と呼ばれる文字が付いており、この拡張子によって、ファイルの種類を判別することができる。
ファイル感染型ウイルス
ウイルス単体でプログラムを実行したり複製するのではなく、拡張子COM、EXE、SYSなどの実行型ファイルに付着して、プログラムを書き換えて感染増殖するウイルス。プログラムの先頭や末尾に付着するもの、両部分に付着するもの、ファイル内の使用されていない部分にウイルスコードを書き込むもの、完全に上書きしてしまうものなどがある。
ファンクションキー
キーボードの上に並ぶ、F1~F12までのキー。
Fはfunctionの頭文字。
ファンクションキーには、アプリケーションによって、それぞれに機能が割り当てられている。
日本語入力システムを使っているときは、ファンクションキーには、文字を変換するときの操作が割り当てられている。例えば、かなを入力しているときに、[F7]キーを押すとカタカナに変換できる。
フィード
Webサイトの更新情報や要約などを配信すること、または配信のためにまとめたデータのこと。
フィードに使用される代表的なフォーマットとしてRSSがある。
フィッシング
悪意の第三者が金融機関など有名企業を装い、偽のメールやWebサイトでクレジット番号や暗証番号などを搾取する、ネット上での詐欺行為のこと。
フィルタリングソフト
特定のWebサイトへのアクセスを禁止するソフト。子供がアダルトサイトなど有害と思われるサイトへアクセスできないようにするために用いられる。最近では企業でも導入するところが多い。
ブート
ハードディスクやフロッピーディスクからOSを起動すること。
ブートレコード
ブート時に実行される最初の命令、またはその命令が含まれているディスケットまたはハードディスク上の領域。パソコンの立ち上げは、ブートレコードをロードし、ブートレコードによりOSをロードし、起動する手順で行われる。
フォーマット
フロッピィーディスクやMO、ハードディスクなどのディスク(記憶媒体)を、使用するパソコンに合わせて初期化すること。フォーマットされていないフロッピィーディスクやMOにデータを保存することはできない。フォーマットすると、ディスクの中に保存されているデータは消える(読み出せなくなる)。
また、表や文書などの書式やファイル形式など表すときに用いられることがある。
フォトレタッチ
写真を初めとする画像を加工・修正すること。
フォルダー
ファイルを整理、保存しておくための入れ物。画像やワープロなどで作成したファイルは、新規にフォルダーを作成して収納することができる。
ソフトウェアなどをインストールすると、フォルダーが自動的に作成されて、必要なファイルが収納される。このような場合、ファイルを他のフォルダーなどに移動すると、ソフトウェアが正しく起動しなくなる場合がある。
フォント
明朝体やゴシック体など、統一されたデザインの文字の一群をさす。
Windowsには、あらかじめ英文や和文のフォントが用意されているが、市販されているさまざまなフォントをインストールして使用することができる。
「書体」ともいう。
不正アクセス
正規のアクセス(接続)権も持たない人が、特定のコンピューターやネットワークに不正に接続(侵入)すること。
不正アクセスの例として、ファイルの削除や改竄、情報やパスワードの搾取などがあげられる。
ブックマーク
頭出し機能。文書中にブックマークを設定しておき、他の場所からハイパーリンクを張るような使用法で、目的の文書をすばやく開くことができる。ブラウザによって「ホットリスト」「お気に入り」と呼ばれることもある。URLを入力したり、リンクをたどっていく手間を省くことができる。
プッシュ回線
電話番号の数字に応じて信号音を変化させる方式の電話回線。
ボタンを押すとピッポッパと音がする。「トーンダイヤル」ともいう。
フッター
文書の本文より下にある余白に書かれた情報。
ページ番号や文書名などを入れることが多い。
プライベートIPアドレス
組織内部のネットワークのアドレスとして自由に利用できる IP アドレス。プライベートアドレスとも言い、外部 (インターネット) への接続が必要ではない組織内部のネットワークアドレスとして自由に利用できる。以下のIPアドレスの範囲がプライベートIPアドレスとして割り当て可能。
クラス A 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255 クラス B 172.16.0.0 ~ 172. 31.255.255 クラス C 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255
ブラウザ
Webブラウザのこと。ホームページを閲覧するためのソフトウェア。
代表的なWebブラウザとして、Internet ExplorerやNetscape Navigatorなどがあげられる。
プラグ&プレイ
パソコン本体に周辺機器を接続する場合、その周辺機器を認識して設定に必要な情報を自動的に読み込む機能。
接続(プラグ)したら、すぐに使用(プレイ)できることから、こう呼ばれている。
プラグイン
アプリケーションソフトに、機能を追加したり拡張するためのプログラム。
例えば、ホームページ上で、動画や音声を再生するためには、Webブラウザ以外のソフトウェアが必要な場合がある。そのような際、特定のソフトウェアをプラグインとしてインストールしておくと、動画や音声などを自動的に再生できる。
フラグインテーション
ハードディスクの中で、データが断片化されている状態。断片化というのは、ハードディスクの中でひとつのデータが分割されてあちこちに保存されている状態のこと。
断片化が進むと、ファイルへのアクセスが遅くなる。
フラッシュメモリ
何度でも電気的にデータの消去・書き込みができる読み出し専用のメモリ。
電源を切ってもデータは消えない。
フリーウェア
個人などが開発したソフトウェアで、無料で使用できるもの。
雑誌の付録のCD-ROMや、インターネットからダウンロードなどにより入手することができる。
フリーズ
ハングアップと同じ意味。
パソコンがマウスやキーボードを操作しても反応しない状態になり、操作ができなくなること。
フリーソフト
フリーウェアと同じ意味。
個人などが開発したソフトウェアで、無料で使用できるもの。
雑誌の付録のCD-ROMや、インターネットからダウンロードなどにより入手することができる。
ブリーフケース
2台以上のパソコンの間でデータをやり取りするときに、いつもデータを最新状態に保っておくためのフォルダー。
プリインストール
メーカーが販売しているパソコンなどに、アプリケーションやOSなどのソフトウェアがあらかじめインストールされていること。
ブリッジ
ネットワークのデータを中継する機器。
ネットワークの負荷を軽減したり、異なるネットワークの接続などに使用する。データのMACアドレスを解析し、データを中継するかどうか判断する。ルーターに比べ、単純なネットワークを構築する時に使用されることが多い。
プリンター
パソコンから送られてくるデータを印刷するための装置。
印刷の方法によって、インクジェットプリンター、レーザープリンターなどがある。
ブルーレイディスク
ソニー社、パナソニック社などが策定したブルーレイディスク規格による光ディスク。
DVDに比べて記憶容量が格段に大きいため、ハイビジョン放送などを高品位で記録することができる。
ブルーレイディスクドライブ
ブルーレイディスクを再生したり、データの書き込みや消去をしたりするためのドライブ。
プルダウンメニュー
ウィンドウのメニューバーにある「ファイル」や「編集」などのように、クリックすると下の方に項目が表示されるメニューのこと。
プレイスティック
ジョイスティックと同じ意味。
シュミレーションゲームなどで使用するゲーム用の周辺機器。よりリアルな操作感覚でゲームを楽しむことができる。
フレーム
(1)動画は複数のコマを連続して表示するが、その一コマ一コマのこと。テレビやビデオは30フレーム/秒、映画は24フレーム/秒。
(2)ホームページでは、画面を構成する縦や横の枠組みのことをいう。
プレビュー
印刷前のレイアウトイメージや、画像データの縮小見本を画面に表示すること。
ブロードバンド
「広帯域」という意味で、インターネットで配信されている音楽や映像などの大容量の情報を、高速に受信することができるインターネット環境のこと。
ADSLやケーブルテレビ、光ファイバーなどの接続サービスを利用したインターネット環境を表すときに用いられる。
プロキシーサーバー
イントラネット等のネットワーク内クライアントからのアクセス要求を受け付けて、インターネット上の他のコンピューターと通信を行う代理サーバー。
ブログ
Weblog(ウェブログ)の略。ホームページの形式の一種で、日記のように書き込んだ順に記録を残していくもの。ブログのページは自分で作成する以外に、ブログサービスを提供しているプロバイダーなどのホームページを利用して作る方法もある。ブログサービスを利用すると、自分の好きなデザインを選んだり、写真を載せたりできる自分のブログのページを簡単に持つことができる。
また、ブログのページを見た人が感想を自由に書き込める、掲示板のようなサービスを提供しているところを利用すれば、双方向のコミュニケーションもはかることができる。
プログラム
特定のソフトウェアを、コンピューター上で動作させるためのファイル、または複数のファイルの集合体。
ソフトウェアとほぼ同じ意味。
プロセス
プログラムを実行するうえで、管理するための単位のひとつ。OS自身やアプリケーションプログラムはプロセス単位で実行プログラムを管理する。
プロダクトキー
ソフトウェアの製造番号。
ソフトウェアによってはインストール後の最初の起動時に入力が必要なものもある。
プロダクトキーは、インストール用のCD-ROMのケースの裏側やユーザー登録用の用紙などに記載されている。
プロダクトID ともいう。
フロッピーディスク
外部記憶媒体で、容量が1.4MBのディスク。FDともいう。
フロッピーディスクで、データを読み書きするにはフロッピーディスクドライブが必要。
プロトコル
ネットワーク上でコンピューター同士がデータをやりとりするための通信規約。
コンピューターや通信回線の種類によって、いろいろなプロトコルがある。
例えば、インターネットは、世界中のネットワークやパソコンがTCP/IP、HTTP、FTPなどのプロトコルに従っているため、相互に情報を交換することが可能になっている。
プロバイダ
インターネットに接続するためのサービスを提供している企業や組織。
プロバイダーはインターネットに専用の高速回線で接続している。個人などが、専用線でインターネットに接続するためには多大な設備投資をしなくてはならないが、プロバイダーを利用することにより、最小限の費用でインターネットに接続できる。
国内大手のプロバイダーには、BIGLOBEなどがある。プロバイダーは「インターネットサービスプロバイダー(ISP)」ともいう。
プロパティ
ファイルやディスク、画面、プリンターなどの情報をまとめたもの。
例えば、ディスクのプロパティではディスクの空き容量を確認したり、最適化の設定などができる。
設定内容は、それぞれのプロパティにより異なる。