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パソコンの起動が遅い、動作が重い

パソコンの起動が遅い、動作が重いというのは、パソコンを使っていると最も直面しやすいトラブルの一つです。
毎回パソコンの電源を入れる度に、またWindowsが起動する度に、何とかならないかと悩まされる人も多いかと思います。

パソコンの起動が遅い、動作が重いという場合、大抵下記の4つが原因として挙げられます。これらのうち1つが原因であったり、いくつかが関係していたりということが多いようです。
Office操作、itunes、ゲーム、ブログ作成、インターネットバンキング、オンライントレードなどPCを活用する機会はどんどん広がっていますが、パソコンの起動が遅い、動作が重いというトラブルはまず先に乗り越えておくべきです。
またこのトラブルはパソコンやWindowsの基本的な事柄が多く関わっているので、解決へ向けて努力することが大幅なスキルアップにつながります。
パソコン初心者卒業の重要な関門ともいえますので、ぜひ頑張ってみましょう。

原因

1. パソコンのスペックが低い

CPUがシングルコア、メモリーが1GB以下なら、スペックは低いと言わざるを得ません。
またOSがWindows Vista,7,8の場合は、メモリーは最低でも2GB近くはないとパソコンが重い、遅いというトラブルが起きます。

パソコンの使い方は人それぞれですので一概には言えませんが、よくあるパターンとしてセキュリティソフトの導入後、パソコンの動作が重いというのがあります。
この場合パソコンのスペックが追いついていないことが多いようです。まずは自分のパソコンのスペックを把握する必要があります。

2. 常駐プログラムが多い

メッセンジャーやスカイプ、セキュリティソフトなどに代表される常駐プログラムがたくさん起動していると、パソコンの立ち上がりが遅い、動きが重いということにつながります。常駐プログラムは右下のタスクトレイで確認できます。

3. パソコンの不具合

ハードディスク内のファイルが破損していたり、断片化を起こしていたりすると、パソコンの起動や動作に影響します。ハードディスクの空き領域が極端に少ない場合も同様です。またハードディスクの損傷や不良も考えられます。

4. ウイルス、スパイウェアに感染している

今までセキュリティ対策をしていなかったり、またインターネットをしていると突然何かのポップアップ広告が出るとか、関係ないホームページが勝手に開くとかだとウイルスやスパイウェアに感染している可能性が非常に高いでしょう。

対策

1. パソコンのスペックが低い場合

すべての対処法のなかでもメモリーの増設は、一番重要で効果が最も高いといえます。
また下記の方法で、CPU、メモリーの負荷を軽減します。現在利用しているセキュリティソフトが適切かどうかも検討する必要があります。

2. 常駐プログラムが多い場合

常駐プログラムはCPU、メモリーを消費します。不要な常駐プログラムは解除すべきです。
デスクトップ上の広告やツールも常駐プログラムとして動いてます。これらは確実にパソコンの動作を遅くします。アイコン以外表示させるべきではありません。
また複数のセキュリティソフトをインストールしているとパソコンのシステムが不安定になります。不要であったり期限切れであったりするセキュリティソフトや不要なプログラムは削除しましょう。

3. パソコンの不具合などの場合

Windowsのメンテナンスをすることで、パフォーマンスが改善する可能性は大いにあります。 Windows UpdateでOSも最新の状態にすべきです。またハードディスクが物理的に問題ないかどうか検査する必要があります。

アプリケーションの不具合で、CPU使用率が常時100%になり、パソコンが操作できないほど重たくなるということもあります。 どのアプリケーションが原因となっているか タスクマネージャーで調べることができます。

またCPUの排熱ができていない時に 処理速度が低下することもあります。
古いパソコンや年数の経ったパソコンで起きやすく ファンの音がうるさい、排気口付近が熱いということがあります。

4. ウイルス、スパイウェアに感染している場合

ウイルスやスパイウェアは、パソコンの電源を入れると活動を開始します。
パソコンの起動が遅い、動作が重いだけではなく、デスクトップの画面やインターネットの最中に得体の知れない広告が出たりします。
Windowsがウイルスやスパイウェアに感染しているようであるならば、早急に対策をとるべきでしょう。パソコンの初期化・リカバリーは最後の解決手段となります。

事例

パソコンが遅い、重いというトラブルの原因を事例が多いと思われる順にまとめています。このトラブルは必ず原因があるため、それを特定し対処することでパソコンの遅い、重いというトラブルを解消することができます。

1. メモリーが少ない(XPで1GB以下、Vista,7,8で2GB以下) 2. セキュリティ対策ソフトが重い(メモリーが足りないことも原因) 3. ハードディスクが壊れている、不良セクタがある 4. 常駐プログラムが多い 5. 何かのソフトがバックグラウンドで動作している(CPU使用率が高い) 6. ウイルス・スパイウェアに感染している 7. Cドライブの空き領域が極端に不足している 8. ハードディスクの断片化が進んでいる 9. CPUの熱暴走で処理能力が落ちている 10. ハードディスクの性能が低い

デバイスの交換・増設

パソコンが遅い、重いというトラブルは、OS上の問題やデバイス(部品)の問題が複合的に関わっていることがよくあるあります。OS上で常駐プログラムの解除やセキュリティソフトの変更などで一定の効果はありますが、それでもまだ動作が遅いという場合は、デバイスの交換や増設を検討すべきであるといえます。
デバイスの改善を行ったほうが、目に見えて効果が高いということはよくあります。ただし予算や知識などは多少必要となります。

デバイスの交換・増設で比較的簡単に行えるのはメモリー増設になります。
他に効果の高いものとしてはストレージ(記憶デバイス)の交換です。パソコンに内蔵されているハードディスクの交換もしくはSSDへの交換が挙げられます。
OSであるWindowsは、ストレージにインストールされているため、Windowsの動作速度というのはストレージの性能に大きく左右されます。

ハードディスクの交換、SSDへの交換はデバイスの読み込み・書き込み速度が向上するためパソコンの高速化につながります。特にSSDは数倍 高速化されることもあります。

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